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「時の虜囚」を本にします。
ときどきお問い合わせのある「時の虜囚」ですが、今年11月後半の帰国を目途に本にします。
上下巻に分けて、希望予約者のみに配本させていただきます。
まだ値段はわかりませんが、オンデマンドサービスを利用した少数部数の製本なので、通常の単行本より割高になります。
それでもよいと思われる方は、左のメールフォームから発送先の住所を添えてお申し込みください。
九月末をもって予約締切とし、値段が判明したのちに代金の振込先をメールで送らさせていただきます。
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6月の新刊「後宮に月は満ちる 金椛国春秋(2)
篠原悠希の既刊
「後宮に星は宿る 金椛国春秋」
 KADOKAWA文庫 691円
架空の中華王朝の後宮を舞台にした、青春サバイバル小説
kokyucover.jpg 2016年12月22日発売

名門の星一族から皇后が立った。
「皇帝に外戚」なし、の法により、星家は族滅の憂き目にあうが、病弱な星家の御曹司・遊圭少年は逃亡に成功。ただひとり生き残るものの、路頭に迷った遊圭を匿ってくれた少女・明々が後宮に召し上げられることになり進退窮まる。明々の提案で、遊圭は生き延びるために身分を隠し女装して後宮に潜むこととなる。
遊圭の目的はただ一つ。陰謀渦巻く後宮で、性別と出自を隠し通して、生き延びること。


「狩猟家族」
ニュージーランドを舞台にした、ハンティング小説
huntingfamily.jpg
光文社刊

就職浪人の武島遼平が、卒業旅行で訪れたニュージーランド南島。
トレッキング中に遭難した遼平は、地元のハンター父娘に助けられる。

「座敷わらしとシェアハウス」605円
座敷わらしカバー
角川文庫

座敷わらしが、座敷のないマンションに引っ越したら?
少子化で、守るべき子孫がどんどん減っていったら?
祀られない神様や守護霊は、だんだん弱っていって妖怪や邪霊になってしまいます。
誰にも気づかれないまま……

水分佳乃は受験生。
両親は離婚して、父親と二人暮らしでしたが、そのお父さんが海外単身赴任。
受験前に引越しも転校もしたくないので、母親の同居の誘いを断り、ひとり暮らし。
大好きなおばあちゃんが他界し、父方の実家を処分して、祖母の遺品を持ち帰りました。

その遺品に、水分家の座敷わらしが憑いてきたのです。
そして、一日中実体化したまま霊体に戻れなくなり、見た目もぐんぐん成長し始めました。


奇妙な同居人(霊)との、奇妙なシェアハウスライフ。

座敷わらしとシェアハウス第二弾

「座敷わらしとシェアハウス―冬来たりなば―」
hyousi.jpg
高校生の佳乃は、外見は大人だけど中味はコドモの座敷わらし、暁星と同居中。大学受験が近づくなか、学校で新型インフルエンザが流行。それには悪いものに憑かれた同級生が関わっていると分かり……。

デビュー作
天涯の楽土
表紙

紀元前一世紀の日本、弥生時代中期後葉を舞台にした、少年少女たちの冒険ファンタジーです。
1月の読書
<殴り合う貴族たち>
ハチャメチャではた迷惑な平安貴族と御曹司ども。

<深山の桜> 神家正成著 自衛隊ミステリ
かなりマニアックなミリタリ系と組織関連の説明や描写は軽やかに読み流しても、物語の深みと人間の関わり合いは重くずっしりと心に残った。

<ラーマーヤナ>上下巻 インド古典物語 河田清史
まともに全文を読んだことがなかったので。
インドで猿神ハニュマーンが大事にされる理由がなるほどでした。

<一華後宮料理帳> 三川みり著 少女小説・後宮もの
かなり前から気になっていた後宮お料理モノ。
ありがちな日本食万歳でなかったのがよかった。
中華的に日本食の味付けは好まれないから、この中庸と融和をはかる攻め方はいいと思いました。

<夢も定かに> 澤田瞳子著 奈良時代後宮女官お仕事小説
これはいい。ヒロインの若子は実在の采女で、阿波豪族の娘で藤原北家の祖・房前の妻、藤原楓麻呂の母
ずっと長屋王の変と藤原四兄弟の死まで続いて欲しい。

長女の帰省とか、なにやら忙しい月でした。
12月の読書
<平安貴族のシルクロード> 山口博著
見てきたようにペルシャを語るという、宇津保物語を読破せねば!

<春秋左氏伝> ビギナーズ・クラシックス中国の古典 安本博著
初心者用の左氏伝。群雄割拠時代の、国同士のおつきあいなども。

<からくさ図書館来客簿 第六集 ~冥官・小野篁と雪解けの歌~> 仲町 六絵 (著)
シリーズ最終巻。
少しずつ異なる季節を重ねるように、ふたりの時間も降り積もっていく。
そして歴史を積み重ねてきた京都をも歩きたくなる読後感。

<峠越え> 伊藤潤著 歴史
徳川家康の、伊賀越えまでの半生。綱渡りで薄氷を踏むような戦国武将の生き方がつらい・・・

<火の路>上巻 松本清張著 史学ミステリ
ミステリなのかな。歴史好奇心はどんどん深まっていきますが。
70年代のお話なので、あの時代の価値観とかいろいろ懐かしいような苦しいような

<代償> 伊岡瞬著 現代推理サスペンス
サイコパスに憑りつかれた主人公。心を削ぎ落とされていくような心理サスペンス。逆転勝利なるか……

<のぞきめ> ホラー
あんまり怖くなかった。なるほどそう来たか! 的な読後感。
どこまでが人災で、どこからが怪奇となるのか、境目は闇の中((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

<許されようとは思いません> 芦沢央著 ミステリ短編集
家族が、自分が、日常から少しずつ乖離していく……心理ミステリ

<火の路>下巻 松本清張著 史学ミステリ
論文小説……興味のある時代を扱っていたので、がんばって読んだ。面白かった。

<室町少年倶楽部> 山田風太郎著 歴史
タイトルとはかけはなれて、史実に沿った室町幕府後半の足利将軍家凋落の流れ。
それぞれの将軍の個性が面白かった。

今月は10冊。間で人に言えない本や内緒の資料も読んでますから、このくらいペースでよいかなと思います。
11月の読書日記
今月は読んだらすぐにメモしておこう、ということで、ちょっと感想文が長めです。

<戊辰繚乱> 天野純希著 歴史小説
実在した会津藩士で、新選組に派遣され戊辰戦争まで戦い抜いた山浦鉄四郎と、娘子隊として戦死した中野竹子、戦後は鉄四郎と結婚した竹子の妹の優子を軸に、幕末の激動を敗者、底辺からの視点で描き切った作品。
中盤までは鉄四郎と竹子の接近、新選組の面々との交流がほほえましいのだけど、中盤からどんどんつらく重くなっていく。
史実に沿って行く以上どうしようもないのだけど、つらい。
でもできるだけ多くの人に読んでもらいたい作品でした。

<人魚は空に還る 帝都探偵絵図> 三木 笙子著 明治の人情ミステリ
明治帝都の雰囲気がなかなかよろしくて。
シャーロック・ホームズをリアルタイムで読んでいる日本の青年読者の二人の
「おれがワトソン、おまえホームズな」と、日常に絡んでくるミステリが淡々と暖かく織られていく。
主人公の相棒が「超絶美形の天才」絵師である必要を感じないけど、私が言うと「おまいう」になってしまうので沈黙。
現在4巻まで出ているので、時代感あふれるまったりとしたミステリが好きな人向け。

<高丘親王航海記>
アマゾン引用>>貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺へ向った。幼時から父平城帝の寵姫藤原薬子に天竺への夢を吹きこまれた親王は、エクゾティシズムの徒と化していたのだ。鳥の下半身をした女、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは…。遺作となった読売文学賞受賞作。<<
乾いたエロスとユーモアに満ちた作品。著者が自身の死を前に書かれたとは思えない、静かな好奇心に満ちた世界でした。

<はじめてのイラン紀行 ラーハな時に身をゆだね> 秋野深著 紀行文
フォトグラファー秋野氏のイランの旅。
地元の人々に積極的にかかわっていって、かれらの政治観、宗教観、生活と価値観をまっすぐに見つめて考えた。
とても濃かった……これはエッセイのほうで紹介せねば。

<悪いものが来ませんように> 芦沢央 ミステリー
ミステリーなので、ネタバレなしに感想を語るのが難しい。
家族というものに深く考えさせられました。

<少年陰陽師(1)> 歴史ファンタジー 結城光流著

<司政官> 眉村卓 SF
植民星における、原住民と地球人移民との摩擦を最小化するために送り込まれた司政官たちの70年。
地味に切ないスペースオペラというか。ひとりくらい幸せになって欲しい……

<女子をこじらせて> 雨宮まみ著 エッセイ
自分も似たような悩みはありましたが、ここまで自意識をこじらせるものだろうかと。
著者のご冥福を祈ります。

<長屋の神様><女神の助太刀> 鈴木晴世著 時代伝奇
江戸は神田。長屋の奥の、おんぼろな祠に祀られた頼りない神様、京言葉ではんなりしゃべる祥太夫と獅子猫の寅、狛犬の黒、彼らをとりまく長屋の住民、江戸の人々との交流をコミカルに描く、長屋貧乏暮らし。
祠の再建はなるのか、続編希望。

10月の読書日記
<夜の写本師> 乾石智子著 東京創元社 ハイファンタジー
最強の魔導師と戦い続ける女性が自らかけた千年の呪い。面白かった。
この世界観で連作しているそうなので、そちらも読みたい。

<Swamp Fever> by Gerard Hindmarsh Non-fiction
NZの作家で現役ヒッピーのジェラード・ハインドマーシュ氏による自伝
次作の参考に、NZの70年代の空気が知りたくて購入、ご本人にもインタビューしてきました。

<飛鳥の裔(一)飛鳥編> 66頁 歴史
<飛鳥の裔(二)百済編> 70頁 歴史
芦和義著 キンドル自己出版ものらしい。 百済王子の人質、豊璋の生涯に沿って書かれた飛鳥史
乙巳の変をセッティングしたのが豊璋で、その恩を返すために中大兄皇子が白村江に援兵したという味方は、確かにありえる。

<軍鶏侍> 野口卓著 時代小説 334頁
軍鶏と武道との重ね方が面白かった。

<美しき武士と騎士の寝室> 桐生操著 歴史エッセイ
古今東西の上流階級の寝室事情

<左近の桜> 伝奇小説 長野まゆみ
現代になるのか、昭和のどこか。彷徨える霊を不本意ながら浄化して成仏させる美少年・桜蔵

<人魚の肉> 木下昌輝著 幕末ホラー
人魚の肉を食べたために、妖に変じてしまった幕末志士らの末路。
史実と見事に一致させていてもうすごいなにこれぐろいけどと一気に読むしかない。

<周瑜 「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将> 菊池 道人著
美貌才知仁義人徳をすべて備えていた薄命の武将。三国志演義の孔明びいきを全部差し引いて描かれた周瑜像。
表紙があんまり美貌じゃなかった……。

<A Hard-Won Freedom by Tim Jones and Ian Baker>
Alternative communities in New Zealand 1975
1960年代から始まったNZにおけるオルタネイティブ・ライフスタイル・コミュニティの取材記録。

<日本霊異記>下巻 読了に半年かかった

<信長さまはもういない> 谷津矢車著 歴史小説
一手読みを間違えれば自分も一族も滅んでしまう戦国の時代でも凡庸なサラリーマン武士が大多数だったわけで。そんな恒興が信長様にもらった「戦国生き残りマニュアル」片手に右往左往している様が可笑しくて哀しい。涙うっすら滲む読後感

<羊と鋼の森> 宮下奈都著 青春小説
音楽がらみの青春小説ということで、担当さんのお勧め。
ピアノ調律師を目指す青年の修行小説というか。最初から最後まで音楽が流れているような、音楽はどこから生まれてどこへ行くのか、耳を澄ましながら読んでしまう。

<生け贄王子の婚姻譚> 鹿能リコ著
中華風世界観のBLなので読んでみた。わりと好み。受けがオトコマエなのがやはりツボ。
東洋ファンタジーは漢字が難しいのは、やはりハードルが高いなぁ。

あと、飛鳥・蘇我氏関連の中公・岩波書籍を二冊。

漫画
<乙嫁語り>4,5,6,7,8巻
9月の読書日記
<蒼穹の昴 3、4> 歴史フィクション 浅田次郎
清朝末期に、動乱の時代を生きた人々の群像小説。
これ読んだだけで生まれてきて良かった、生きてきて良かったと思える名作。
続編も読みたい。

<願いをかなえるゾウ 1,2,3>
頭が象の神様ガネーシャが活躍する小説家と思ったら、ガネーシャが活躍する啓発本だった。
一巻、二巻は楽しめたが、三巻はもう斜め読み通り越して横読み。かなりすっ飛ばして読んだ感じ。

後学のため、中華後宮もののTLを二冊。やはり砂吐き系の恋愛ものは体質に合わない。

<夜伽の国の月光姫> 青野海鳥著
なろう発のコメディ。
ギャグとかコメディというのは絶妙なバランスのうえに成り立つものなのだなと実感。
それを完結まで持続させることはよほどのセンスと才能がいるんじゃないかと思いました。

<夜叉が池> 泉鏡花著 純文学・幻想
竜神との約束を忘れた村に襲いかかる災厄。

<紅玉は始まりにして終わり> ケルスティン・ギア著 ジュヴナイルSFファンタジー
三部作の一作目。タイムトラベラーの一族に生まれたグウェンドリンの冒険と恋愛。
続きが気になる。

<李世民> 小前亮著 歴史 664頁
隋から唐へ移り変わる群雄割拠の英雄群像
濃くて面白かった。

小前氏の太宗シリーズ(勝手に命名)を追うと以下の順番でいいのかしら(。´・ω・)?
始皇帝の永遠→李世民(隋唐)→趙匡胤(宋)→朱元璋(明)→李厳と李自成(明末)

<中原の覇者 胡天の玲麟> BL 中華ファンタジー 橘かおる
中華ものをぐぐっていたら見つけたので(;^ω^)
面白かった。受けがオトコマエで。
すれちがいとか誤解の盛り上げが苦しかった気もするけど……

<黄昏古書店の家政婦さん> 恋愛 南潔 
昭和ファンタジー。あの時代を知らない世代に、この男女間の距離とか温度差とか、わかるんかな。

<唐草物語> エッセイ
内容も東西の古典を自在に行き来していて興味深く、昭和の文体なのだけど、さくさくと読みやすくそれでいて上品で、おかしみのなる文章がとても素敵でした。


む、今月は英語の本を読みませんでした(反省)といいますか。読んではいるんですが、読了できませんでした。
それから、JUNE古典・影の館の三作目もキンドルで出てましたので、おいしくいただきました。25年(30年?)越しの再会です。
こういうお話だったんですね。ヽ(≧∀≦)ノ
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