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輪廻がテーマの恋愛小説
南国の島々を舞台に珠玉の恋愛小説をお書きになられている「あおいゼリー」の運営主、ケロンパさまが「なろう」に載せているワタシの拙作「時の虜囚」に過分な評価と感想を下さった。しかも、ご自分のサイトにリンクまでしていただいて、更にブログ星宿海紹介までしていただいて、冷や汗モノ。

ケロンパさまは、ご自分も現在輪廻ネタの小説「イブの接吻」を執筆中で、何げに輪廻をキーワードに検索しておられるうちにうちの地味な作品に辿り着かれたらしい。ありがたいことです。

「イブの接吻」は未来の地球の南国の島で巡り合った運命の二人が互いの過去世(近世のヴェネツィアとナチスドイツ時代)を訪問しながら……さてどうなるのかな、というお話です。
私は今のところヴェネツィア編まで読みました。
恋愛時代小説の王道だぁ。
豪華絢爛とはこの二人のためにある言葉だ。
あの時代のヴェニスをあますところなく描ききっているというか。
どのくらい豪華だったかというと、上等の映画を観終わったような気がしました。
引き合いに出したかった、イタリアの高級娼婦を描いた映画はタイトルを忘れてしまいました。
代わりにといっては何ですが「シェークスピア・イン・ラブ」の絢爛さとか近いかもしれない。

ナチスドイツ編はまだ連載中らしいので、我慢してまだ読んでない。
ヴェネツィア編も一気に読んでしまったので、読み始めたら止まらないだろうから。
ヴェネツィア編はね。えと、表現するなら、少しずつ積もっていく砂時計のような恋といいましょうか。もどかしくて、切ない。で、ようやく心が通じ合ったと思ったら……あうっ(そういうのが好きな人が多すぎるんだわ、きっと)

いや、実はワタシもナチス下のドイツ(つかオーストリア)を舞台にしてみようと練ったのもあるんだよね。
かぶらなくて良かった。

ケロンパ様の作品でもっとも私が気に入っている短編がこれ。
恋愛でもBLでもないさわやかな(青春?)小説
ラッキーペニーコイン・ブルース
舞台設定とか、小道具とか心理描写とか、とっても勉強になるし、勉強する気はなくてもとにかく楽しめました。

リンクの申し込みをいただいたときには舞い上がってしまいました。
あまりお願いされたことないので……。
(同性愛系統とか、古典漫画二次小説ブログは自分からは怖くてお願いできない)
こちらからも相互リンクをお願いした。
リンクカテが思いつかなかったので、南島恋愛同盟にした。
南島は南島でも、うちは亜寒帯の南極よりで、ちっとも青いゼリーのようなぷるぷるした海ではないのだけど。
そう、スコット基地に近いのです。
うちは「あおいシャーベット」だな。ウェットスーツ無しには泳げません。
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物理がわかる短編
「なろう」サイトで見つけた短編小説「サルにキーボードを叩かせてみました」谷津矢車氏著 が面白かったので、日記に残しておきます。

あらすじ:「私」のかつての恩師であり、物理学の世界の大家である「W氏」は、比喩を解さないという奇妙なパーソナリティを有していた。その「W氏」の引き起こした珍事と、その珍事が招いたちょっとした変化についての回想記。

以下ネタバレ  短編なんで、もろネタバレになるので、先に↑のリンクで呼んでください。十分あれば読めちゃうから。











このくらいでいいかな


長女のとっている科学雑誌「Horrible Science」では毎回、その回で特集している科学分野の科学者を古代から現代にいたるまで二、三人ずつ紹介している。
そこでは科学者のことをサイエンティスト、とは呼ばずに俗語で"Boffin"(英・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ)と呼ぶ(米語では"EggHead")

この作品を読んでいる内に、物理学者のW氏が"Boffin"に見えてくる。
自分の得意分野、研究分野にのめりこむあまり、通常の生活とかコミュニケーションに、若干の支障がある。
こうした人たちの伝記を読むと、アスペルガーや高機能自閉症じゃないかと思えるほど、話の裏が読めなかったり、場の雰囲気が読めなかったり、ひとつのことへのこだわりが強かったり、比喩や冗談がわからない人が多い。
というか、そういう気質だから、根気良く難しい研究や計算や分析を続けることができるんだろうな。

そんなW氏を温かく見守って、突拍子もない実験を真面目に手伝ってあげる学生や学院生や、突拍子もない分析結果をまともに受け取り、評価する学会とかの様子がほのぼのと楽しかった。

だけどそれだけじゃないんだなぁ。私が感動したのは

以下”内”本文より引用:

“ミクロの世界では運動を確率的にしか捉えることができないのに、マクロになると確実に動きを予言出来る”というパラドックス

というよくわからない物理の論理を、一介の主婦にもわかりやすく、

“サルがめちゃくちゃにキーボードを叩いてシェークスピア作品を作る”
という冗談を真剣に実験し、分析、計算し、何億という文字の羅列から「シェークスピア作品の一部」を見つけ出し、その確率について”約50億分の1の確率でしか出ない単語”が偶然出てきたことに驚き、それを「科学で説明できること」以上の物が存在することを知った教授が、言葉でも科学でも証明できない「愛」と「神秘」いうものを謙虚に受け入れたっていうのが、なんか妙に清清しかった。

で、読んだ後、洗濯物を干しながら思いました。

“ミクロの世界では運動を確率的にしか捉えることができないのに、マクロになると確実に動きを予言出来る”というパラドックス

あぁ、地球上の命はそうして生まれたんだ、ということ。
太古のカンブリア紀のずっとその前、海がまだ濃厚なスープだった時代。
ミネラルとか、いろんな物質はまさに予測不可能な状態で混ざり合い、そこに生命活動は存在しなかった。

原子を分解したその先にある量子の世界…何が起きるかわからない→あらゆるものが混ざった太古の海

ある時、ミネラルや栄養の組み合わせで、核と膜を持ち、熱量を代謝して、個体を増やし続ける「生命体」が生まれる→予言可能な原子・分子を越えたマクロの世界

物理って、そういうことなのかな、と思いました。

推測でしか語れない世界から、今私たちが見て、触れて、存在が確認できるものが生まれてくる。

そんなわけで、「このバカバカしい実験」は意外と科学というものの本質に迫っていたのではないかと、読後思いました。

さて、この作品ではチンパンジーで実験したことになっていますが、今現在では、キーボードを使って、言語を通してコミュニケーションできるチンパンジーがアメリカにはいるというのをテレビで見たことあります。。
林檎やバナナを、キーボードで単語を綴って要求できるだけでなく、感情表現も理解できる。
赤ん坊が死んでしまって体調を崩していた仲間のチンパンジーについて「彼女は悲しい」などとタイプしたそうな。
うむ、喋らないだけで、言葉は理解し、文章化できる能力はあるんだ。侮れないぞ、チンパンジー。

谷津氏はたくさん短編を書いておられるので、そのうち少しずつ読んでいこうと思いました。
癒し系ファンタジー
心温まる癒し系ファンタジーですね。それも日本語の。

魔王ゼファー

つい数日前に発表のあった、第一回恋愛ファンタジー小説コンテストで一位に輝かれた短編「伯爵家の秘密」を読んで、興味を持ち、他にどんなものを書かれるのかなぁと紹介されたサイト彷徨いこんでみる。
「異界から追放された地球にやってきた、おにぎりが大好きな魔王」の物語:一般向け
……「おじゃるまる」の「青鬼」みたいな魔王だったりして……。

とりあえず読んでみて、予想は外れたけど、とても癒された。
現実的なファンタジーと言うのか、異界の魔王が一人の人間として、人間社会のつまつまとした問題に真摯に取り組んでいく様が笑いと涙をさそうのです。
一気読みしました。

もしかしたら、異星人や異界人が、こんな風に人間界で生きているのかもしれない、もし自分の隣人や同僚がそうだったら、温かく応援してあげよう、という気持ちになってしまう。

人生万事塞翁がネタ
ええ、このタイトル、もう誰か思いついて使ってるかな。
そうじゃなかったら、著作権登録してもいい?
なんせ長く日本にいないので……。もしパクッていたらすみません。

ニュージーランドのニュースで日航の経済破綻が報道されてます。
「約1万5700人の方が失業」大変なのはうちだけじゃありません。
うちの借金なんて雀の涙です。
政府の失業対策が迅速でありますように……。

なんと「なろう」が縁でお気に入りに登録させていただいた本格大陸小説「西門豹」の作者、野鶴さまも不景気の煽りを受けられて不遇のこととか。
どうかどうか、この痛みもネタに転換して、大作を練り上げてください!!!
野鶴さまの文体と文章力なら、きっと底力のあるプロレタリアート小説が出来上がると応援しています。

というわけで、無許可で作品紹介。
なかなかノンプロで大陸を描ききる小説というのは少ないですけど、「西門豹」は黄河の流れる勢いと、大陸の風、そしてそこに生きる人々の息遣いを感じることができる、数少ない中華の時代小説でした。
読後感は「まだ黄河の河岸に立っているような」
歴史と中国の好きな人にはお勧め。

いまは切ない恋愛小説を連載中でおられます。
男性の書かれる恋愛小説が読みたいと思っていたのですが、野鶴さまのは繊細な心理描写が切ない。
なんかレトロなイメージで読んでますが、時代設定は昭和なのかしら。
ノスタルジーも感じます。

「史記」とか、一度ちゃんと読まないといけないなぁなんて痛感しました。
日本にいたときは書店に注文しなくちゃいけなくて億劫ですが、今ならネットで注文できるんだから。
頑張ってなんかで受賞して、読みたかった本をコンテナ注文するぞ。

というわけで、合言葉は「人生万事塞翁がネタです!

中華ネタもうひとつ

西門という姓だとついつい「金瓶梅」の西門慶を思い出して顔が笑ってしまうのはナイショです。
個人的にはろくでなしで両刀使いの陳経済とか好きですけどね。腐母性をくすぐられてしまうのか。
二人ともロクな死にかたしませんでしたけど。

金瓶梅は官能小説と認識されてますが、当時の風俗と市井や文化、人々の生活ぶり、身分や家庭のあり方、社会組織が微に入り、細に渡って書き込まれていて、歴史資料としても読み応えがあります。
以下ネタバレにつき白文字。結末知りたい人だけ反転。
明の時代劇と思って読んでましたが、最後の最後で実は宋の末期だったということがわかってびっくり。
最後に宋から金に王朝が交代する場面がさらりと描かれていて、ううんと唸ってしまいました。


中華ネタおまけ

動画で「大漢風」を見てましたが、英語と中国語の字幕を同時に読んでいると、役者の演技を見る暇がない。
でもときどきですね、

「大王 現在秦軍全力進攻趙国」

という字幕を見つけたりして。まんまやん。
「現在、秦軍が全力で趙国に侵攻中ですよ、(楚の)大王様」っつことね。
全部こんな調子なら、英語の字幕読まなくて助かるのに。

英語字幕だと、中国語の地名や人名がすごく覚えにくいのです。
やっとこさ、秦がQinで、趙がZhaoで、劉(邦)がLiuで、項(羽)Xianだということがわかってきたところ。
で、楚はなんだったけ~。
誰が敵で味方で、どこがどこと闘っていてどこに移動しているのか、英語字幕だとさっぱりわかりません。

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完全なる敗北
書けないので、読み専と化す。

非常に面白いファンタジーのネット小説に出逢った。

とても面白かったのだけど、ひどく疲れた。

誤字誤用、てにはをの使い方が半端でなく間違っていた。
あちこちでつまづき、転び、いらつき、誤用や変換ミスは読み飛ばすのでときどき読み返さないと状況がよくわからなくなったりもした。

だけど、先が気になって。
キャラもそれぞれ立っていて感情移入バリバリだし。
ストーリの緩急も微妙で飽きさせない。
情景描写とかなかなか秀逸で、だからなおさら熟語の間違った使い方でリズムを狂わされるのが惜しかった。

しかも、結末があんまりだったので、怒りに震えた。
(これは好みの問題なので私が怒るのは単なる身勝手)

ものすごい長編だったのよ。読むのに費やした時間を返して。

でも、結局は最後まで読まされてしまった私の完敗です。

出版ということがあるのなら、是非わたしに校正をさせてください。

ただ、ふっと思ったことが。
「に」と「を」や、「の」と「が」の使い方が標準日本語と逆転している地方とか、あるのでしょうか。
そう思ってしまうくらい、作者様は一貫してそう書いておられました。

ストーリ・キャラ造りの才能の差を見せつけられ、あまりに悔しいので、作品名は挙げない。
サリエリの気持ちがよくわかる。
SF氷河期ですけども……こんな世界の終わりも
久しぶりに良いSFを読みました~。

今年はSF新人賞は休止になってしまったし。
時代がもうサイエンスもテクノロジーも一般庶民に手が届いてしまう今、ますますの勉強とか設定が要求されちゃうから、書くのはもう難しすぎる。
しかも時代は読みやすく軽いものが求められているから、メンドクサイ設定や理論が説明される本格SFとか、煙たがられてしまうのだろう。

さて。
世界とか人類の破滅とか。
こんなゆるやかで穏やかで、切ない展開もありなのかー、と感動しましたです。
滅亡しちゃう原因が説明っぽくなるのは、設定の土台に化学とか物理とかがかかわってくるし、納得のいく理由が必要なのだし、ジャンル上どうしようもないですねぇ。
ネタ理論は、非大卒主婦の私にもわかりやすかったです。

で、きちんと説明されているようで、実はいろんなものが謎に包まれたまま終わっていて、読者の妄想をかきたてます。でもその妄想世界さえ滅びに侵されてゆきそうな怖さがありました。
なんか、身に覚えがあるというか、身につまされるというか。

消えてゆく明日の片隅で 谷津矢車さま

娘がよく「世界の終わり」とかどっかから聞きかじってくるんですけどね。
母は「世界は終わらないよ~。人類滅亡とか、文明社会の崩壊とかはあるかもしれないけど。人類がいようといまいと地球は回り続けるし、命は生れ続けるから心配しなさんな」

もう明日は来ないと知ったら、最後の瞬間をどう過ごしたいか、考えてしまいました。


追記:上の作品は「なろう」の企画「空想科学祭2010」の出品作らしく、バナーを辿っていったらいっぱいSF作品が並んでいました。
SF愛好家がまだこんなにたくさんいたんだ~とお宝発見した気分です。
砂を吐くような甘い恋とか
甘い恋って、どんなんだ。

α祭りとはなんの関係もなく。

恋愛遊牧民のサイトでなんとなく見つけた作品
リンクフリーということで

一応、婚約者

架空欧州宮廷恋愛小説。
中世というより、近世かな。
ダンスとかが小道具になるのも好きなので。
いろいろ脇キャラが効いていて良かった。

アマアマと、いちゃらぶとか、「ケッ」と素通り確定な私に一気読みさせるとは、ただものではない。

最初はちょっとビターで、半ばですっぱくなり、おしまいで怒涛のように甘くなる。

王道ですね。

実は甘いもの、嫌いじゃないです。
レアチーズケーキとか、カスタードスクエアとか。
微妙な甘さがしつこくなく舌に残るくらいの。
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