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読書感想「the Great Gatsby」
この週は風邪と偏頭痛と花粉症で、やたらよく寝ました。すっかり運動不足。
退屈なので、L様に紹介いただいた「The Great Gatsby」(邦題・華麗なるギャツビー、スコット・フィッツジェラルド著)を聴いていました。

男性の書いた恋愛小説を読みたいと思っていたので、とても参考になりました。

小説は地元の図書館になかったのですが、オーディオブックがあったので借りておいたのですね。
体調の良くないときはいいかもです。

私は、読むのはともかく、リスニングは絶望的です。
在住13年とか、恥ずかしくなります。
通訳を頼まれると、隠れる穴を探します。
夫との会話も勘ですすめてますから。
会社勤めをしないのは、上司の指示を一度で正確に理解して、一人で仕事をやりとげる、というのが無理っぽいから。農作業だとに皆で一緒に同じことをするから、指示がわからなくても傍の誰かの真似をしていればいいわけで。でも最近はそれも体力的につらい。

ちなみに、DVDはサブタイトルないと内容完全理解できないす。
劇場映画は勘と鑑賞後の夫の補足説明が頼り。

で、小説ですが、困ったことにオーディオブックというのは、会話と独白の区別がつきにくいし、場面変換についていくのが大変です。わからない単語を調べたくても、つづりがわかりません。

それでも、一章を3~4回も聴けば、あらすじくらいはわかります。

以下ネタバレあるかも。


時は第一次世界大戦後のアメリカ。
切ない身分違いの恋が、第三者の視点から淡々と描かれていって、昔の作品ですから官能的なこともないし。
三十男女のひたむきな純情が、傍から見るとそれはそれは滑稽で、苦しいほどに切なくて、そしてイライラする。
また、「あの時代のアメリカ」の匂いとか空気とかも感じれました。

で、読後の感想ですが。


一途で献身的な純愛は、21世紀の感覚だとやっぱりストーカーだにょ。

男性も深く深く一人の女性を愛することができるんだな。
報われなくても、その愛だけを胸に抱えて生きることができるんだ。
どれだけ抑えた表現で切ない恋を描けるか。
ギャツビーの態度や仕草のひとつひとつ、言葉の一言一言が思いの深さを暗示していて、語り手とともに後になって気づかされ、読後に胸を突くんだ。

切なさ補給したい方にはお奨めかも。

映画も作られているそうなので、観てみたいですねぇ。

男性の書いた恋愛小説をどんどん読みたいですね。
恋愛小説って、一般的にですが「女性の描く男性キャラは実在感がなく、男性の描く女性は類型的か、あるいは反対にとらえどころがない」というような書評を見ることが多い。

このギャツビーがひたむきな愛を捧げた対象の女性も、見た目の魅力はしつこく描かれているけど、深さについては描かれてなく、なんでそんな女に執着する?
って感じでした。
もちろん、第三者の男性の視点から第一人称で描かれているので、語り手はその女性の内面については知りようがないですけどね。
「あんな奴らもうどうでもいい」と投げ出してる。

そんなわけで、納得のいく男性キャラが描けるようになるには、男性の書いた小説を読むのが手っ取り早いですね。
ちなみに私の好きな男性作家さまたちは、悲しくなるほど恋愛を避けて通られるのです。

読者様にお願い: 恋愛小説がとても上手な男性作家さまを教えてください。

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ニコラス・スパークス週間「The Wedding」
泣イタ

「The Wedding」 Nicholas Sparks著、あらすじは:

29回目の結婚記念日をうっかり忘れてしまったウィルソン。
ワークホリックの彼は、子供達が成長し、家を出てしまったあと、妻との間に埋められない溝があることに気がつき愕然とする。
結婚記念日を忘れてしまったことは妻との亀裂を決定的にしてしまったようだ。

熟年離婚の危機をウィルソンはどう乗り越え、妻の愛を取り戻せるのだろうか……。

……というような、まあ、そういうお話です。
映画「The Notebook:邦題(君に読む物語)」の娘夫妻のお話です。

普通の人の、普通の苦悩が、うまく解決されるかどうか、というような。
減量したり、義父とあれこれ相談したり、妻にナイショでいろいろ画策したり。
とくに事件もなく日々が過ぎていく中で、取り返せない毎日と、二人が出会った頃の回想が交互に語られていく。
日々の中であれこれ頑張るリタイア間近なオジサマの涙ぐましい努力。。
そこに持ち上がった長女の緊急結婚式。

淡々と、淡々と進む物語。
だけど、一気に怒涛の勢いで最後まで読ませていただきました。

五十を過ぎたおやじさまが、妻にキスをするのもどきどきして緊張してしまうというのが、あっはっは、なんですが。

邦題を、ウィキで調べる……「もうひとつの愛の奇跡」って、臭いだけじゃなくて、タイトルがネタバレしてない?
「結婚式」じゃ、売れないのかね。
私だったら「君への贈りもの」にするよ。私を大泣きさせてくれた彼のセリフをそのままとってね。
ネタバレしてないと思うし。
事実、これでもか、って妻の歓心を買おうとプレゼントの嵐。
でもそれは……。

愛する人が一番望んでいることを、どれだけの人が理解し、与えることができるんだろう。
それが実行できるのは、ある意味、奇跡なんだと思う。
配偶者か、恋人か、家族にしかあげられないもの。
それが欲しいのだと、口にできないもの。

自分自身が変わらなければ、何も変えられない。

家族や恋人や配偶者を大切にしなくちゃなぁとしみじみ思わせてくれました。

て、読後にお散歩に子供達を誘ったら、見事に断られましたけどね。

で、図書館に行って「DVD:The Notebook」を借りてきました。
本が地元の図書館にない……。
隣街の図書館にはあるけども、スパークスは人気なんだなぁ。
どの作品も貸し出し中。
それでも「The Night at Rodenthe」と「Walking to remember」は借りて来れたので、正月はDVDと二冊の本を読みます。

ここからさきはネタバレ感想……

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胸を打たれるとは小説とはこういう作品なのです
本来ならオンノベ読了記に分類すべきなのですが、男性による恋愛小説はプロアマかかわらず、すべてこのカテに収録しています。

貴女と蒼穹を翔びたかった
野鶴善明様

第二次大戦中、最北の地で偵察パイロットの任務についていた安田青年の、内地に残してきた元婚約者へ送る、切々としたラブレターなのです。

読後の感想とか、苦しくて切なくて書けないんです。
胸が塞がれて、涙もまぶたの裏でせき止められてしまいます。
淡々と伝えられる戦況報告と、過去の回想と、直面する死と、空と海の狭間で操縦桿を握り締めながらただひたすらに愛しい人の幸せを祈るということが。

男性の愛とか、想いとか、失くしたものへの無音の慟哭とか。

是非、芥川賞に挑戦していただきたい作家さまです。

男性作家さまらしく、巡洋艦や空母、飛行艇や戦闘機の描写や操作の様子が克明で、そゆのが苦手な人にはムツカシイかもしれません。
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