スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
10月後半の読書
日本残酷物語―貧しき人々のむれ―/平凡社
中世から昭和初期まで、社会の下層で生きた人々の想像を絶する貧困と搾取。
<アマゾン解説:日常的な飢え、虐げられる女や老人、掠奪やもの乞いの生涯、山や海辺の窮民…。かつての日本のありふれた光景の記録を集めた「残酷」な物語。長く貧しさの底を生き継いできた人々の様々な肖像>
残酷というより、悲惨というか暗黒というか……ホンの戦前まで、人権とか人道なんて観念の存在しない世界が、どん底を這い回ってそれでも生きることを、それが悲惨と知らずに疑問に思わない時代があったんだなぁ。日本にも。昔は良かったなんて口が裂けてもいえない。
もしかしたら、私たちが知らないだけで、今でもあまり変わってないのかもしれない。

曾呂利!(歴史小説)/谷津矢車著
太平の世が訪れた! それも避けられない時代の変化。
誰が獅子身中の虫なのか。口先ひとつで国家転覆が可能なのか。心理ミステリーみたいな。
それぞれの視点を移り変わりながら、だんだん歴史の裏側に潜む核心に近づいていく手法は楽しいかも。

乙嫁語り1~3巻(漫画)/森薫著
19世紀の中央アジアの人々の生活風景。
中央アジアから中東の小説を書いているので、中央アジアの遊牧民の生活が描かれているというこの作品をずっと読みたかったんです。
とても面白かった。続きも読みたいです。

Gold Boy, Emerald Girl(純文学)/リー・イーユン
現代中国の社会とか人間関係とか、重苦しくて面倒くさくて、読むほどに欝になる、リー・イーユンの短編集。
ひとりひとりの人生のひとコマや一連のエピソードを、容赦なく鋭く切り出していく。
中国人の価値観とか、社会観とか、ものの考え方とか、何かこう、理解を超えた部分があって、中国人同士でもわかりあえないんだからなぁ、と思ってしまう。
救いのないのもあれば、そこはかとない希望を残したのもあり。
ただ伝わってくるのは、生きづらい、息の詰まるような祖国に寄せる、著者の深い慕情と絶えることのない郷愁。

月後半は、冊数が少ないようですが、日本残酷物語が560ページもあったので、量的には読んでるのではないかと。

それから「ヘロドトス・歴史」松平千秋訳/上中下巻」を三年がかりで読了。
毎朝、個室で数ページというペースで読んでいたので、時間がかかりました。
有名な部分や、興味のあるエピソードだけを拾い読みしたのちに、通しで読むというやり方です。
資料として読んでいたので、仕方ないですけど。

スポンサーサイト
Copyright © 星宿海. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。