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11月の読書日記
今月は読んだらすぐにメモしておこう、ということで、ちょっと感想文が長めです。

<戊辰繚乱> 天野純希著 歴史小説
実在した会津藩士で、新選組に派遣され戊辰戦争まで戦い抜いた山浦鉄四郎と、娘子隊として戦死した中野竹子、戦後は鉄四郎と結婚した竹子の妹の優子を軸に、幕末の激動を敗者、底辺からの視点で描き切った作品。
中盤までは鉄四郎と竹子の接近、新選組の面々との交流がほほえましいのだけど、中盤からどんどんつらく重くなっていく。
史実に沿って行く以上どうしようもないのだけど、つらい。
でもできるだけ多くの人に読んでもらいたい作品でした。

<人魚は空に還る 帝都探偵絵図> 三木 笙子著 明治の人情ミステリ
明治帝都の雰囲気がなかなかよろしくて。
シャーロック・ホームズをリアルタイムで読んでいる日本の青年読者の二人の
「おれがワトソン、おまえホームズな」と、日常に絡んでくるミステリが淡々と暖かく織られていく。
主人公の相棒が「超絶美形の天才」絵師である必要を感じないけど、私が言うと「おまいう」になってしまうので沈黙。
現在4巻まで出ているので、時代感あふれるまったりとしたミステリが好きな人向け。

<高丘親王航海記>
アマゾン引用>>貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺へ向った。幼時から父平城帝の寵姫藤原薬子に天竺への夢を吹きこまれた親王は、エクゾティシズムの徒と化していたのだ。鳥の下半身をした女、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは…。遺作となった読売文学賞受賞作。<<
乾いたエロスとユーモアに満ちた作品。著者が自身の死を前に書かれたとは思えない、静かな好奇心に満ちた世界でした。

<はじめてのイラン紀行 ラーハな時に身をゆだね> 秋野深著 紀行文
フォトグラファー秋野氏のイランの旅。
地元の人々に積極的にかかわっていって、かれらの政治観、宗教観、生活と価値観をまっすぐに見つめて考えた。
とても濃かった……これはエッセイのほうで紹介せねば。

<悪いものが来ませんように> 芦沢央 ミステリー
ミステリーなので、ネタバレなしに感想を語るのが難しい。
家族というものに深く考えさせられました。

<少年陰陽師(1)> 歴史ファンタジー 結城光流著

<司政官> 眉村卓 SF
植民星における、原住民と地球人移民との摩擦を最小化するために送り込まれた司政官たちの70年。
地味に切ないスペースオペラというか。ひとりくらい幸せになって欲しい……

<女子をこじらせて> 雨宮まみ著 エッセイ
自分も似たような悩みはありましたが、ここまで自意識をこじらせるものだろうかと。
著者のご冥福を祈ります。

<長屋の神様><女神の助太刀> 鈴木晴世著 時代伝奇
江戸は神田。長屋の奥の、おんぼろな祠に祀られた頼りない神様、京言葉ではんなりしゃべる祥太夫と獅子猫の寅、狛犬の黒、彼らをとりまく長屋の住民、江戸の人々との交流をコミカルに描く、長屋貧乏暮らし。
祠の再建はなるのか、続編希望。

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