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太陽の獅子 ローマの戦士三巻目
読むのに三ヶ月かかったです。

難解で。

西暦260年。
ローマ帝国とペルシア帝国との戦争で、ペルシア王シャープールにローマ皇帝ヴァレリアンが降伏。
ヴァレリアン帝の腹心がペルシアと裏取引をして帝位を乗っ取ってしまったです。
それに巻き込まれてしまったバリスタは、彼を憎む新しい皇帝のもと、分裂していくローマ帝国内における政争と、ペルシアとの闘争の中で家族を守り領土を守り、かつ自分自身の命と地位を維持しなくてはならないという不可能な試練にさらされるのでした。

史実によると、ヴァレリアン帝の最期は複数の説があるようですが、それぞれで一致するのはヴァレリアン帝はしばらくはシャープール王が乗馬するときの踏み台にされていたようです。

バリスタは不幸な皇帝の救出なんてやってる場合じゃなくて、自分が生き残るの精一杯です。
そういう物語だから。

lion of the sun

ラテン語名詞と古典の引用が多すぎるのが難儀なんだと思う。
どの時間帯に読んでも、1ページから3ページくらい読むといつのまにか目を閉じて良い気持ちになっている。

自分も歴史系を書くと、漢字が多いとか古語を使いすぎて読むのがつらいという感想をもらったりするけど……。
反省した。

あまり難しい言葉や、どう読む(発音する)のかわからないのとか、覚えられない名詞が出てくるといらいらするのね。

でも、紹介の作品はベストセラーなんです。
そのうちに邦訳が出るかもしれません。

難解だけど面白いのは面白いです。
キャラの数がすごいのですが(歴史戦記物なので)それぞれ立っていて、だいたいは忘れたり混乱したりはせずに読み進められますし。
メインキャラたちがなかなか魅力的で。

やはり主人公のバリスタが光っているかな。
いかにも西洋人の好きそうなマッチョな大男、金髪碧眼のバーサーカー(狂戦士)ぶりがいい。
これがこどもにはメロメロで奥さんにはデレデレで、でもそれをあまり表面に出さない。
基本属性はボケ。外ではボディガードに、私生活では執事に、家庭では奥さんにツッコミまくられている。
ローマ帝国方面最高指揮官のひとりなのに、宮廷では北方ゲルマン出身であるために、いじめられている。

かれは自分の配下の奴隷にもかなり甘い。
ゲルマン族がどうかは知らないけど、ケルトやヴァイキングの場合は奴隷と主人の関係がもっと密接だという背景もあるのか、家族同様に扱うので周りの顰蹙を買っていたり。

今回は腐母を楽しませてくれていたギリシア人少年秘書(冒頭で奴隷から市民に昇格しました)は西のほうにお使いに出されて、出番がなくて残念でした。
でももう二十歳だから少年とは言い難いのですが。
原文では「Boy」なんですよね。

さんざん苦労して読み終わったら。

四巻に続く。

疲れるから、日本語で読みたい

ちなみにタイトルの「太陽の獅子」は主人公バリスタのことではなくて、ローマとペルシアの均衡または勝負を左右するオアシス都市王国パルミラの王のことで、本人はローマ帝国の数機が決するまで物語の最後まで出てこないという……。
ちーと思わせぶり。

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